色々な「米軍式」を探そう

(「軍人」でフリー素材探したら大量に西郷隆盛像が出てきて「いやおいどん軍人だけども」と内心思う西郷隆盛像からスタートです)

 

 

不健康と不摂生の長靴を片足ずつ履いていることでお馴染み片品でございます。

 

土曜の朝6時にそろそろ寝なきゃと思いYouTubeをみていたら「米軍式睡眠法」なるものがおすすめに上がってきました。「おお、米軍式、2分で眠れる、凄いな」となった後に「いや米軍である意味ある?」とハッとしてその日は眠れませんでした。

 

(引用:ひまわりクリニック•ひまわり検診センター様)

http://www.himawaricli.jp/blog/米軍式睡眠法/

 

(一応検診センターがやり方を上げてるサイトがあったので貼っときます。「考えるな、考えるな、、、」で笑ってはいけない。いや仏道に帰依したシンジくんかい)

調べた限りでは空軍パイロットの運転ミスを防ぐために考案されたとかなんとか。ぶっちゃけ真意不明です。

ですが、一般人の生活水準と比べても彼らの睡眠法は彼らの精神構造だからこそ成立するんじゃないかなって。

我々一般人が想像できる範囲ですが、日常で米軍が経験するであろうストレス程に悩まされることってまずないじゃないですか。

普通に考えて米軍が考案したことによる説得力って「格闘術」とか「筋トレ」ならまだしも「睡眠法」なのは結構我々には結び付かない感じがします。「心理学者が考案」とか「脳科学社が考案」って言った方が胡散臭さは消えないけどまだマシなような。いや実際「米軍式」って言っても考案者はそっちの人なんでしょうが。

どうも「米軍式」という言葉の強さを利用している感が拭えないし、やっぱりどう考えても「米軍」と「睡眠」は無茶な組み合わせでしょう。言葉の権威付けに酔っ払いすぎて今時のB級映画でも「米軍式」なんて使わなそうなものにまで手を伸ばしちゃったというか。

さらに言えば「ロシアン〇〇」とか「ブラジリアン〇〇」なんかも無茶に使われすぎて全般間抜けに聞こえてきて本来あてがわれていたものにまで悪影響を及ぼしている気が。偏見過ぎるかもですが、「ブラジリアンめぐリズム」とか名付けて安眠に効果アリって言って売り出しても買ってしまう人はいそう。というか仮にですが、「全米軍が寝た!」って売り文句があったとしたら笑っちゃいません?面白いけども。

 

少し脱線しましたが、なんにせよ「米軍式」という形容詞は(動画の再生数を見る限りですが)かかる名詞に多少のズレはあれど多くの人の心を掴むパワーワード、と言ってもいい気がします。(いや仮に2分で眠れるなら動画再生数伸びなくね?という野暮なツッコミはおいといて)

そんなわけで片品の私見が入りつつの紹介にはなりますが、調べた限りで面白いと感じた様々な「米軍式」を紹介させてください。

 

 

「米軍式リュックの詰め方」

「リュックの詰め方」のポップさとの対比が凄い。

遠足感が凄い。チキチキボーンの匂いしてきた。

でもまあ「睡眠法」と比べると衣類や様々な物資を効率よく詰めるという点では確かに「米軍式」の形容詞に合致していて、動画やブログなどを見ても「なるほどなぁ」となるものがたくさんありました。

ただまあそれこそ国によるといいますか、触れづらいですが日本自体が法治国家としてまあ平和な部類に入っている国なので多分ですがそんな大荷物用意する方なんて登山やキャンプする方くらいのものなのではと感じます。「バックパッカー直伝」とかのほうが文句としてはとっつきやすいような。ていうかぶっちゃけ両者の詰め方に大して違いを感じないのでまあこれ自体荷造りの結論なのかも。

あと大荷物ってなったら猫やらパンダやらで配送できちゃう国なので。平和とは贅沢すぎるのかもしれないですね(ここでそれっぽいことをいってお茶を濁させてください。)

 

 

「米軍式体脂肪率計測法」

正しくは「米海軍式」なんだそう。

「筋トレ」に「米軍式」はなんだか納得できますし、これもまた関係あり…そうでないような…?

そもそも体脂肪率とかって一般的にどの国も国指定の医療施設の健康診断でやるものではないのか?と。「米海軍の医療技術は世界一ィィ」ならばまあ…そんな話聞いたことないですが。

ちなみにダイエット系のサイトでこの言葉が飛び交っていたのを確認。最初に確認したサイトでは「計算式の意味はよくわからないが米海軍が言うんだから」という言葉があり、なかなかに肝がすわっていていいですねと思いました。というかダイエットしようって強い意志を抱ける方ってこれくらいの胆力がないとできないのかも。

片品は書かれてある文字の根拠や出典の曖昧なものについつい不信感が出がちなので気持ちを強く持って信じてやり抜く力が欠如している気がします。「こういったものの鵜呑みは良くないよ」と思わずに「騙されたと思って」をしっかり実践できる人の方が素敵な方になれるのかも。

まあそれはさておき出典を探しましたが見当たらず、計測法まとめから「生活活動強度」なるすこぶる穏やかではない文字列が現れて爆笑したのでここでギブアップとさせてください。

Newsweekが特集組んでたとだけ言っときます。興味ある方はどうぞ。

 

「米軍式呼吸法」

「睡眠」に次いで「呼吸」と来ました。

感情の抑制、イライラなどの興奮状態時に冷静さを取り戻すための方法だそうです。

別名「ボックス呼吸」。方法としては息を吸う、止める、吐く、吸わないの工程をすべて4秒かけて繰り返すという方法。4工程を4秒だからボックスってことなのかも。

実際やってみると、落ち着く感じが確かにあります。あ、なるほど効果的だなと思ったと同時に、小学生の夏休み、朝のルーティンが脳をよぎりました。

いやこれマジでただのラジオ体操の深呼吸では…?

数字が4刻みなのも体操のお兄さんの「1、2…」という幻聴を呼び起こしてきて笑いを誘いますね。

でもまあ深呼吸が冷静さに効果的なのは全然納得いきますし、睡眠法よろしく試してみてもいいのかも。

まあ本当にただの深呼吸ですが…。これは実に「言葉の修飾」を感じられて面白いですね。

 

 

 

まとめ

今回は色々ググってみて見つかった「米軍式」をまとめてみました。一つ言っておきたいのは「睡眠法」含めこれらのしっかりした出典を探しても根拠と呼べるものは無く尚且つ米軍がやっている保証はできないということです。これ実践してる人に怒られるというより実践してる人含めて我々全員米軍に怒られないだろうか…。

…まあ本当に米軍がやってなかったとしてもきっとイカしたナイスガイの彼らならば「HAHAHA!Fu⚫︎kin’ crazy!」と白い歯をニカっと輝かせて笑い飛ばしてくれると信じましょう。

 

こんなゆる〜い締めにはなりますが、まあ皆さんもよかったらいかがでしょう。出典に根拠はないとは言え、実際効いてる方がいるわけですし、なんならそれなりに効果ありそうだよねとは思うので。

はい、片品でした。