マグネシウムリボン

 

 

理科の実験で火をつけてめっちゃピカピカ光るやつ。すごーいと思いつつ「こいつ何?」とも思っていた。
マグネシウムリボンって実験で火をつけられる以外に用途がないの?と。
名前からして意味不明ではあるのだが、せっかくだし調べてみた。
すると、他に水溶液の性質を調べるのにも用いるらしい。大気にも水にも反応しやすいらしく、取り扱いには注意がいるとか。よかった、マグネシウムリボンは燃やされるだけの子じゃなかったのね。
今思えば小中高と理科の実験をしてきて、「こいつこのためだけに生まれてきたの?」みたいな子を結構見てきた気がする。なんかテープ伸ばして穴をダダダダって開けるやつとか、一本だけ弦が張ってる箱みたいなやつ(モノコードだったかな)とか。
あやつらも何か別の用途があるのかもしれない。どうせだし調べる前に考えてみる。
前者は…アレだ、リカちゃん人形とかシルバニアファミリーが着ける用のベルトの穴を開けられる。紙くらい薄い素材を使えばベルト作りに重宝する。ミシンという上位互換は知らん。
後者は、まあ楽器だ。楽器ってだけで救いようはある。ただ原画一本しかないし音階を演奏中に自在に操るのはなかなか難しいだろう。よって打楽器として用いればなかなかいい線いきそうだ。プロモノコードプレイヤー、いいじゃないか。かっこいいぞ。
はい、私のチンケな脳細胞ではこんなもんでござい。さて答え合わせをば。
前者(正式名は記録タイマーらしい)は…どうしよう、マジで調べた限り何にもなかった。本当に周波数の違いを語るだけの悲しき機械だったっぽい。いや、私が考えたシルバニアのためのちんまいベルトをみんな早く作るんだ、さあ。
後者(正式名はモノコード、合ってた)は中世では楽器のチューナーとしての役割を持っていたらしい。また、少し曖昧ではあるが複数弦の楽器としてのモノコードがあるっぽい、いやそれもう「モノ」じゃないじゃんというのは野暮なのかも。
はい、以上です。いや、理科の実験で役に立ってる時点で道具としての意味は十二分にあるし、その応用や意味を求めるのは私の傲慢でしかないですね。
それでも淋しい気がしてしまうのは私だけなんですかね。いや本当に私だけなのかも、こんなに言われてないし。
いつか記録タイマーを買って、何か用途を考えてみたいと思う片品でした。明日には忘れてるだろうけど。ごめん。